オオカミ少年たちの言い訳

人間にとって国とは何なのかを念頭に普通の国民の視点で出来事を綴ります。文章力の無さにつきましては御了承下さい。

熊本・大分地震の義援金。大分県は対象外?

日本赤十字社と共同募金会からでは大分県は対象外に

今回の熊本、大分地震では当初からマスコミなどによる報道が熊本県に集中し、大分県の被害の状況はNHKで多少報道される位で殆ど目にする事が出来なかった。


その為に救助、支援物資なども熊本県のみを対象にして動いているかのように県外の者には感じられた。実際には大分県にも支援物資は送られてはいたようだが、自治体が人員不足などから被害の状態を把握する事が難しく、熊本県と同じように支援物資の配布に偏りが出ていた。


現在、まだ余震は収まらずとも少しずつ落ち着きを取り戻している2県だがTwitter上でこんなツィートを発見した。
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ツィートしたご本人に事情を聞いてみると、大分出身で他県に住む知人に地元の様子を伝えようと投稿。大分県の実家に帰省した際に投稿されたもので、現在は実家にはいらっしゃらないとのこと。「早く復興することを願っています。」と離れた故郷を心配する気持ちが詰まった文章だった。


このことから分かって来たことは、都道府県市町村が【災害救助法】に適用されることで「被災地」と認定されるということ。詳しくはこちらのサイトで。
m-w.cc


つまり認定されないと都道府県及び国が負担してくれる支援物資も義援金も届かないということになるようだ。被災地の認定基準については分からないが、今の時点では義援金として日本赤十字社や共同募金会に振り込んでも、熊本県にしか配布されないということだ。


では、被災地と認定されていない大分県にも支援物資が届いていたということは、国民の善意で届けられた物資以外は有料ということになるのだろうか。それは都道府県及び国以外の誰が負担することになるのだろうか。分からないことだらけだ。 *災害救助法 - Wikipedia


このままだと義援金が配布されない大分県内の被災地の市町などでは、支援者からの要請もあり振り込み窓口を独自に設けているところもある。しかし、現地はまだ混乱の中に有り、町の復興か被災者支援かという義援金の使い方もはっきり決まってない所もあり、思ったように物事が運んでいないようなので暫く様子をみてから義援金を振り込みたいと思う。

日本赤十字社と共同募金会からでは大分県の被災地には配布されないことを忘れないでおいて、取りあえず大分市義援金の振込先だけ載せておくことにしよう。(地域の方を支援する義援金 http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1460938142269/

変更された事項:4月25日、日本赤十字と協同募金会は大分県にも配布することを決めたとのことです。詳細は新着記事に記載しています。



くれぐれもボランティアのふりをした募金詐欺にはご注意を。

日本赤十字社と共同募金会では全額被災地に渡してくれるが、個人や大きな会社で募金を募るものの中には手数料などを抜く場合があるので気をつけなければいけない。他県から被災地の復興を心から願う。