オオカミ少年たちの言い訳

人間にとって国とは何なのかを念頭に普通の国民の視点で出来事を綴ります。文章力の無さにつきましては御了承下さい。

飲んだ異物をロボットが回収 ?└|∵|┘

米英2大学と東京工業大学の共同研究チームが開発


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小さなロボットが、飲み込んでしまったボタン電池をマグネットで捉え安全に体外に出してくれる。
これは小さな子供をもつ親には朗報だ。実用化すれば医療機関などに配備されることになるのだろう。


ただ、科学の進歩は時には人に優しく時には人に残酷であると言える。なぜなら、この研究と開発も単なる人助けのためだけで終わりとはならないだろうからだ。生活に便利な発明品は軍事技術の副産物だったり、逆に民間で開発されたものが軍事に使用されたりと相互関係にある。その点では今回の発明は充分軍事用に開発できそうではないか?いや、もうすでに開発されているのかもしれない。


軍事技術を民生技術の元として転用することをスピンオフ。その逆をスピンオン。どちらにも利用可能はデュアルユースと言う。


【スピンオフ】
弾道計算が目的⇒コンピューター
核攻撃に対し指揮能力を管理する分散処理システム⇒インターネット
レーダー開発⇒電子レンジ
軍用のGPS衛星による衛星測位システム⇒GPS機能


【スピンオン】
鉄条網⇒陣地構築資材(軍事の対人用の障害)
合成繊維⇒防弾チョッキ
飛行機⇒偵察機・戦闘機
液晶ディスプレイ⇒軍事用多目的表示装置


科学の進歩は私達にいろんなものを与えてくれた。ただそれは一概に喜んでいられるものばかりではない。便利と引き換えに失った物も多いし、これからも失っていくだろう。それを忘れてはいけない。個人的には科学がこれからも進歩するならば、自分達が壊したものを再生させるための科学技術こそ優先させるべきではないかと思う。


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