尖閣防衛へ最新鋭潜水艦建造
防衛省が29年度予算に760億円計上
沖縄県石垣市周辺の防衛のため「そうりゅう型」の後継となる新型潜水艦が建造される。
海上自衛隊の「そうりゅう型」はAIP(動力装置)を搭載。長時間の潜航が可能であり通常型で世界最高水準である。
日本は共同開発としてオーストラリアへ売り込んだが、今年4月にフランスに受注競争で敗れた。しかしオーストラリア北部準州政府は中国民間企業「LANDBRIDGE」との間にダーウィン港を99年間貸与する契約を締結したので中国に日本の技術の流出という危険性も考えられ、"不幸中の幸い"だったかもしれない。新型潜水艦はソナーの能力や静粛性も高められる。33年度末までに一隻導入する。
一方、那覇基地の航空自衛隊の南西航空混成団では1月に飛行隊が2つに、F15戦闘機が40機に倍増、さらに51年ぶりに第9航空団が編成された。防衛省は*南西航空混成団*を戦闘機部隊が倍増したことを受け、南西航空方面隊に格上げする。
*南西航空混成団*とは那覇基地に司令部を置く航空自衛隊の組織。主たる任務は沖縄・南西諸島地域の防空。